2019年4月27日土曜日

ハイドン変奏曲

そしてそして。

一昨日は池袋のスタジオで、共演の石井さんと合わせをしてきましたが、、、改めて今回のコンサート、なかなかのボリューム感だなぁ✨

聴き応えのあるコンサートとして、しっかりお届けできるよう準備していきたいです。

ちょっとここで演奏する曲について。。。

ブラームスのハイドン変奏曲はオーケストラ版の方がポピュラーかも知れませんが、2台ピアノというジャンルにとっては重要なレパートリーの一つ。
作曲者本人が「単なるオーケストラのアレンジとは思って欲しくない」と言っただけあり、随所にピアノならではの書法が凝らされています。
楽譜を見比べると、同じ変奏でもテンポ指定やフレージングから異なる指示がされ(中にはオーケストラ版には存在しない音まであります!)、オーケストラの響き、ピアノの響き、それぞれを最大限発揮できるよう入念に書かれたのがよく分かります。

譜読みを始めた当初はオーケストラの音を再現しよう、と考えてましたが、最近は2台ピアノという編成にまっすぐ向き合うアプローチが気に入っています。

ブラームスにとって2台ピアノは交響曲、協奏曲、室内楽曲、全てのジャンルの架け橋となっています。
大編成を想定した草稿として、公開演奏前の試奏として、全く異なる音楽アプローチを追求できる手段として、より多くの人々に作品の魅力を知ってもらうために、色々な理由から二台ピアノ←→オーケストラ・室内楽の作編曲がなされました。

しかし何と言っても、シャイなブラームスにとっての2台ピアノは仲間たち(特に親愛なるクララ)との繋がりを感じられた編成だったのではないでしょうか。

、、、うん、こういう事をblogにも載せていけばいいのか(笑)






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